経験者が伝える痔瘻の術後にお勧めの食品

こちらの記事では、痔瘻経験者である私が手術後に試行錯誤しながら食べていた食品のご紹介です。痔瘻の術後は食事を管理しないと、肛門周囲の傷に影響を与えて苦痛を味わうばかりか傷の回復を遅らせてしまいます。

少しでも痛みや苦痛を軽減し傷の回復を促進させるために、こちらの記事が参考になれば幸いです。

排便の理想は柔らかいバナナ状

痔瘻の方にお勧めな食品をご紹介する前に、先ずは便、つまりはウンチについてお伝えしておく必要があります。なぜかといえばウンチについての知識を持てば、おのずと自分で食べて良い食品を選り分ける目が育つからです。

治療中は柔らかく形がある便を出すと、痛みの軽減や傷の回復に良い影響を与えます。そのため硬い便を作らない事や下痢をしない事が重要で、理想は程よく水分を含んだ柔らかいバナナ状のウンチをスルッと出せるようにします。

白い便器を真っ赤に染めなくて済む

硬い便(ウンチ)を作るというのは傷口に塩を塗るという認識を持つことを忘れないで下さい。硬い便を出す時は傷口に負担をかけて出血を伴い、白い便器を赤く染めることにもなります。

これは私の経験でも実際にありまして、白い便器が自分の血で赤くなっているのを見て血の気が引きましたね。「こんなに出血して大丈夫なのか?」と不安になったものです。

何はともあれ硬い便を作る事は避けなければいけないと心に留めておいて下さい。

それではこれから痔瘻の方にお勧めの食品をお伝えしていきます。

ビフィズス菌入りの食品

一つ目の食品でご紹介するものはビフィズス菌入りの食品です。

どうして一つ目でこの食品をご紹介するのかと言いますと、便は食べ物の残りカスで作られているのでは無くて、ほとんどが菌そのもので構成されているからです。

便の構成成分を正確にお伝えすると、腸の内側のはがれ落ちたカスや、水分、消化できない食物繊維なども含まれています。

菌がいないと便を作る事が難しく、さらに便を押し出す力を強化するためにも菌を身体の中に摂り入れる必要があります。

私も痔瘻に罹患する前はその事実を知らなくて、人の腸の中で菌たちがせっせと働き、人の健康を助けていたんです。

この事については今ここで詳しく説明しませんが、もっと詳しく知りたいと思う方は専門書を読んでみて下さいね。

とにかくこの項目でお伝えしたいのは、人の体にとって有効に働いてくれる菌を摂る事が、痔ろうの人にとっては必ず必要なのです。

どうやって菌を摂り入れるか?

「ビフィズス菌が必要なことは分かったけれど、どうやってその菌を摂ればいいの?」と思ったかもしれません。

市販で販売されているビフィズス菌入りのヨーグルトなどがありますが、私としてはあまりお勧めできません。それは砂糖が添加されていたりして便秘を招く事や、乳糖が日本人には分解できない方が多いので反対にお腹を壊して下痢を招いてしまう可能性があるためです。

そこでお勧めなものが、菌だけを摂取できるサプリメントです。私も痔瘻の術後から今でも続けていてカプセル状で摂取しています。

日本で購入すると割高なので私は海外通販で購入しています。日本人の方の商品レビューも載っているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

当時の私は痔瘻の手術後お尻が痛くて食品の買い出しが自分では出来なかったので、本当に今の時代は便利だと言えます。

食物繊維

結論から先にお伝えすると、痔瘻の方には食物繊維を含んだ食品が有効的です。具体的にお伝えすると、野菜や果物、海藻類やキノコ類です。

食物繊維とは、人の体で消化できないものに分類されていますね。ご存知の方も多いと思います。痔瘻の方にとって、便をうまく出すためには欠かせない食品が食物繊維なんです。

食物繊維がどのような働きをしてくれるのか簡単にお伝えしますと、ウンチに水分を含ませて柔らかくしてくれたり、嵩を増やしてくれる働きもあり他にも腸の働きを良くして、ウンチを外に出そうとする働きを強めてくれます。

先ほどお伝えした内容で菌を摂取する必要があると書きましたが、その菌そのものを腸内で増やすために必要なのが食物繊維でもあります。

菌たちは食物繊維をエサにして腸の中で増えてくれるので、便を作る上では欠かせないんです。

ここまでを少しまとめると、ビフィズス菌を摂取し、菌のエサとなる食物繊維を食べることで、傷に強く負担をかけることがない、柔らかく水分を含んだバナナ状の便を作れます。

2つの食物繊維をバランスよく

食物繊維は大まかに分類してしまえば二種類あります。分かりやすくその違いをお伝えすると、その食物繊維が水に溶けやすいかどうかの違いです。

繊維が水分を吸収しないタイプである不溶性食物繊維と、繊維が水分を吸収し保持するタイプである水溶性食物繊維。

この二つの食物繊維をバランス良く適量摂る事が、柔らかさのある水分を含んだ便を作る鍵です。

食物繊維をどれぐらいの量を食べれば良いのかは人によって様々で、そのため自分の身体に効果がある量を実践して試してみる必要があります。

そこでお伝えする指標としてお伝えすると、日本で推奨している食物繊維量は、一日に大体17g~20gとされています。

この数値はあくまでも平均的な数値なので、少しずつ自分で試してみて自分の適量を決めていく必要があります。

そして水溶性の食物繊維と不溶性の食物繊維の二つの量のバランスが本当に大切なので、ここからは私の失敗例を踏まえてお伝えしていきます。

二つの食物繊維のバランスを無視すると酷い目に遭う

痔瘻を罹患した当時の私は手術後に医師から食事のガイドラインの用紙を渡され、その用紙の内容には食物繊維が含まれている食品が記載されているだけのものでした。

水溶性や不溶性といった二つの食物繊維の違いや、どれぐらいの割合で摂るべきか等の記載が無く、詳細な説明が省かれているガイドラインでした。

そのため当時の私はただ食物繊維を摂ればいいだけと考え、水に溶けない不溶性の食物繊維を中心に食べていました。玄米やシリアルのオールブランなどを中心に、不溶性の食物繊維中心に食べていたのです。

そうすると水に溶けない食物繊維ばかり摂るため、水を含むことがない硬い便を作る事となってしまいます。

硬い便が傷口の横を通過するのですから傷口を再びパックリと開く事になり、大量の出血や耐えられない痛みを味わいます。トイレをする行為が本当に嫌で嫌でたまらなくもなれば、どれだけ痛みを伴わない排便行為がありがたいかに気づきます。

痛み止めの薬を飲んでも気休めにしかならなくて、「効果ないじゃん!」と強く腹が立った当時を思い出します。

このように不溶性の食物繊維を過剰に摂りすぎると傷の回復も遅くしたり、苦痛を感じる度合いを強めてしまうので、本当に食物繊維のバランスを考慮してもらいたいと思います。

お勧めの食物繊維の割合

こちらの項目ではお勧めの食物繊維の割合をお伝えしていきます。水を含まないタイプである不溶性の食物繊維を大量に摂取することを控え、水溶性の食物繊維の割合を多くしてみて下さい。

水溶性の食物繊維を多めにし、水に溶けない不溶性の食物繊維を少なめにする事を推奨します。程よく水分を含んだバナナ状の便を作るには、このバランスが重要です。

例えば水溶性の食物繊維を13g

不溶性の食物繊維を7gで合計で20gほどです。対比で表すと、水溶性の食物繊維が2で、不溶性の食物繊維が1です。2:1の割合ですね。試してみて効果がない方は、自分の身体に合った割合を見つけてみてくだい。

また、大量に摂りすぎるとお腹がゆるくなる事があるため少しずつ量を調整して下さい。

食物繊維をどのような食品から摂取するか?

食物繊維は、果物や野菜に多く含まれています。他にも海藻類やキノコ類で、ワカメやシイタケといったものです。しかし、実際に一日に必要な量の食物繊維を食品から摂ろうと思うと結構大変です。

ましてや痔瘻の術後の直後はお尻の傷が痛すぎて、一歩も外出したくないのが本音ですから食品の買い出しはなるべく避けたいものだと思います。

食品の買い出しでも重いものを持つことは控えなくてはいけないので、尚更食品の買い出しには行きたくないものです。

水に溶けない食物繊維と、水に溶ける食物繊維のバランスを考えて食べようとすると、量を測ったりする事に結構苦労します。どの食品にどれぐらいの繊維が含まれているかなど、調べる時間や手間を要してしまいます。

何度も食品に含まれている食物繊維の量を調べたりすることは、痛みや熱によるだるさを抱えている状態の痔瘻の方にとっては強く煩わしく感じてしまいます。

二重三重と苦痛を味わっている状況で、正確に食物繊維の量を計算している余裕がありません。

私も同じ辛い経験をした立場から言えば、少しでも楽をしたいと思うものです。そこで食品から食物繊維だけを抽出した便利な食品をお伝えしたいと思います。

値段も安くて続けやすいので食物繊維の量も簡単に調整できます。以下に商品を貼っておきます。商品レビューを見て参考にしてみて下さいね。自分に採り入れられそうかどうか判断材料にしてみましょう。

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食物繊維だけなので余分な糖分を摂取することがなく炭水化物の量をコントロールできます。糖尿病や他の病気も併発し食事制限がある方にもお勧めです。

生鮮食品から食物繊維を摂ることも大事ですが、状況に応じて食物繊維だけの食品を使い分けていくと良いでしょう。

またこのような食品を利用する際に注意してほしい内容は、必ず主治医に訪ねてから利用するようにして下さい。自分の判断だけなく主治医の方の意見も聞いてみるようにして下さいね。

まとめ

痔瘻の治療期間の苦痛を少しでも取り除く効果がこの記事にあれば幸いです。過去に痔瘻を経験した私が出来るのは、これぐらいの情報を伝えることだけです。

最後となりますが、健康な体を取り戻し少しでも早く回復するように応援しています。

それではまた。

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